<イベント開催報告>20211113日(土)

「第1回 地域循環共生圏脱炭素がつくる、まち創り」シンポジウムを開催いたしました。

 

1113日一般社団法人諏訪広域脱炭素イノベーション協会は、設立記念として、第1回 「地域循環共生圏 脱炭素がつくる、まち創り」シンポジウムを諏訪市文化センターのホール会場とオンラインにて開催いたしました。

 

内容詳細は以下の通りです。

<当日プログラム>

  1. 開催挨拶
    代表理事 : RE諏訪株式会社  元木誠         
  2. 地域取組講演
    「諏訪広域の脱炭素に向けた包括連携協定の提案」

     諏訪広域脱炭素イノベーション協会  高橋大輔
    「地域と育む森林保全とバイオマス利用」
     東急リゾーツ&ステイ株式会社 徳田圭太
  3. 基調講演
    環境省 事務次官 中井徳次郎
  4.  パネルディスカッション

 

<基調講演>

基調講演では、環境省の中井徳太郎事務次官が、地域が連携して資源を循環利用する「地域循環共生圏」についての熱弁があり、会場が釘付けになりました。 中井事務次官は、世界は「気候危機」と「コロナ」の二つの危機に直面し、どちらも環境問題と捉えていると説明し、「地球が病んで悲鳴を上げている状況。健康体に戻すためには根本的な体質改善を図らないといけない。人間活動の在り方や経済、社会の仕組みを変えていくことが必要」と強調されました。

 

環境省は「地域循環共生圏」(日本発の脱炭素化 SDGs 構想)を掲げ、社会変革させるためには、 「2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを実現する「脱炭素社会」と、廃棄物や資源の持続可能な循環へと発想を転換する「循環経済」、さらに農山漁村と都市をつなぐ自然と調和した新たな里地里山里海の創造による「分散型・自然共生社会」の三つの移行 で経済社会を再設計していくことを話しました。

地域脱炭素ロードマップとして、今ある技術で再生可能エネルギーなどの地域資源を最大限に活用し、地域の経済活性化や課題解決に貢献できることを提示しました。

森里川海のつながりが生み出す恵みと資源の循環利用の大切さを語り、地域の資源を有効活用し、まち、地域、全国、世界、様々な範囲で資源が循環する社会を形成することの必要性を提唱しました。

<パネルディスカッション>

パネラー

環境省 事務次官 中井徳太郎

長野県議会議員 宮下克彦

諏訪市長 金子ゆかり

東急リゾート&ステイ㈱ 徳田圭太

公立諏訪東京理科大学 教授 渡邊康之

シナネンファシリティーズ㈱ 代表取締役 川名英二

㈱八ヶ岳みらい菜園 代表取締役 宮坂典利

コーディネーター 代表理事 元木誠

 

パネルディスカッションでは、7人のパネリストが意見交換を行い、地域循環共生圏を諏訪地域でどう取り組むか探りました。
コーディネーターの元木代表理事は、広域での連携の重要性を強調し、方向性が明確になり、有意義だったと総括しました。

最後に

 

締めに参加者・ボランティアで参加していただいた学生の全員で写真撮影を行いました。

シンポジウムの内容は以上になります。

 

最後に、今回シンポジウムにお越しくださった方々をはじめ、ご後援をいただいた団体様、様々なかたちでサポートしてくださる皆さまに改めて感謝の気持ちをお伝えさせて頂きます。

 

主催:一般社団法人諏訪広域脱炭素イノベーション協会

 

後援:環境省、長野県、諏訪市、茅野市、岡谷市、下諏訪町、富士見町、原村、 公立諏訪東京理科大学、諏訪森林組合